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【 貴方の秘書 】 ~Valueway 第160号より~

皆さんは何人の秘書を抱えていますか。 最近よく耳にするようになったChatGPTなどの生成AIは急激にその存在感を増しています。ブラウザーから誰でも簡単に活用することができるため、未だ使っていない方には是非ともそのご利用をお勧めいたします。 初めはどう使えばいいのと戸惑うかもしれませんが、皆さんが部下の方に何かしら依頼する場合や専門家へ質問する場合などと同様にすれば良いのです。 例えば「総会の案内文を出欠確認を含めて作って」「はんぺんの料理方法をおしえて」「ウクライナ侵攻はこの先どうなる」「中小企業のインフレ対策を教えて」などと質問すると何でも答えてくれます。つまり生成AIは貴方の電子秘書とも言えるのです。 生成AIは様々な要因により発達しましたが、さらに量子コンピューターが本格稼働すれば、その能力は飛躍的に向上し、社会に変革をもたらすことは疑いの余地がありません。

【  軍事技術の平和利用 】 ~Valueway 第159号より~

ぜひ、先端的な軍事技術を平和利用へと展開していただきたいと思います。 これまではダイナマイトやドローン等の逆のパターンもあるものの、軍事目的で開発されたレーダーやGPS・インターネットなど革新的な技術が平和利用されてきた経緯があります。 今後期待できる技術としてはマイクロロボット、H3ロケットなどの宇宙往来技術、バイオ技術、核融合などが挙げられます。 但し、どの時代も優れた技術は悪用されてきた経緯があり、その知見の管理には十分注意を払う必要があるでしょう。未だに侵略国家や権威主義がはびこる状況を鑑み十分な配慮をねがいたいと思います。

【 上げ七分(あげななぶ) 】 ~Valueway 第158号より~

 私たち釣りを楽しむ者達の間では満潮前の7分の時間帯を好機の一つとしています。 放物線を描く飛行機の機内で無重力が発生するタイミングとも重なるように思えます。また、往々にして十五夜となる満月がとりざたされますが、我が国では古来から十三夜を好んでいたようです。そして、徳川家康を祭った日光東照宮の陽明門も敢えて未完としています。 このように自然界の法則でも文化面でも最大値の直前が美徳とされるように感じます。私たちに求められるのは事物の背景にあるバイオリズムのような周期を読み取り潮時を見計らう事とも思えます。

“ムーンラッシュ”が動き始めた ~Valueway 第157号より~

注目すべきは今月20日に日本の探査機SLIMが無事に月面着陸できるかです。 月には様々な資源があり中でも生命維持に欠かせない水(氷)が数百万トンあるとされ南極付近に多く確認されています。まずは水源を確保しようと各国(着陸成功国:米・露・中・印)が衛星を南極に集中させようとしています。水1Lの地球から月までの輸送費は1億円程との事で、月での水源確保は活動の大前提と言えるでしょう。南極付近は起伏が激しく着陸できるのは限られた場所にて、これまで着陸目標の誤差範囲は数Km~数十KmとされてきたようですがSLIMは誤差百mに挑むとの事です。 人類の宇宙大航海時代が本格化しつつあることを肌で感じますが、各国にはくれぐれも平和的に楽しく新天地開拓を進めていただきたいと願っています。                  

理系文系の区別 ~Valueway 第156号より~

今後、理系文系の区別が意味を持たなくなってくるように思われます。 大学受験時点では理系と文系の区別はあるものの、その後学ぶ経営学や情報システム学などでは両系の要素が多分に盛り込まれているようです。それはAIの発達が要因しているように見受けられますが、経営学に確立や統計が欠かせなくなってきている事や、情報システムに言葉づかいの要素が加えられる事などが挙げられるからです。レオナルドダビンチがかつて「芸術を志す者は科学を学ぶ必要がある」と唱えた通りになってまいりました。 時代の大きな流れとして分離思考から統合思考へのシフトが始まっている様子ですが、今後ますますその傾向が強まっていくように思われます。我々自身の思考も捉われや偏った考え方を慎み心の壁を突破していくことが求められているのではないでしょうか。

情報量拡大と信頼度 ~Valueway 第155号より~

インターネットが広く浸透し格段に一人一人の持つ情報量が増えてきました。一方でプロパガンダをはじめフェイク情報も蔓延り必ずしも人類にとって有益な事ばかりではない状況もわかってきました。 必要とされるのは高信頼度の情報となりましょう。基本的には情報発信する人の資質が問われているわけですが、この本質はなんら以前と変わっていないため改めて情報の信頼度を意識する必要がでてきたわけです。 この問題を完全に解決することは極めて難しいわけですが、情報発信者の信頼度を見える化する何らかの仕組みが現れても良さそうな時期にさしかかりました。人間の本質を高める事が一番の恒久策と認識しながらも早急な暫定策が求められていると思われます。

少子化対策を本腰で! ~Valueway 第154号より~

国政の一丁目一番地は少子化対策と認識しています。 消極的に聞こえる「少子化対策」ではなく「所得倍増計画」みたいに「子供倍増計画」などと積極的なネーミングに変えていただきたいくらいに思っています。 現状は出生率1.8超で一位の沖縄県から出生率1.08で最下位の東京都まで開きがありこの分析も大切と思われますし、先進国でありながら出生率2.0超までに向上したフランスや社会保障が厚い北欧諸国が1.35程に低下していることも注視しています。 少子化の前の少母化対策などやハード的施策・ソフト的施策を含め、自治体による少子化対策コンテストの活発化も考えられます。もはや国政にばかり頼っていられない状況でありますが、当地域選出の加藤鮎子代議士が新こども政策担当大臣にも選任されたこともあり果敢に取組んで頂きたいと期待しています。