「安くて良い物」から「価値の創造」へ ~Valueway 第146号より~
日本経済はこれまで総じて「安くて良い物」という価値観を重視してきたと思われます。その結果、世界ダントツの価格競争力と品質を備える国になったものの経済成長が停滞し人件費も置き去りにされ混沌の時代を迎えてしまいました。コロナ禍とウクライナ侵攻に端を発するインフレそして円安は一時 150 円を超え、国の経済の在り方を根本的に見直す機会となりました。 今我が国の企業は価値観の転換が求められる帰路に差し掛かっていると思われ、その一つが「価値の創造」と考えられるのです。自社の強みを見極め創造力をもって進化させることで最大限の利益が生み出されるはずです。そのかじ取りがスムーズに行われた場合、元々は自力ある我が国の経済は勢いを増し難なく世界経済に追いつくことができると思われるのです。 この難局を見極めそして乗り越え、明るい時代を築いて参りましょう。