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“親の心子知らず”から見えたもの ~Valueway 第91号より~

  父は多くを語らない人でした。  弊社発足の際に父から資本金の一部を担っていただきましたが、経営には一切口を出しませんでした。おそらく父は学歴もなく経済人でもなかったため関心が薄いのだと勝手に解釈し、それを良いことに父に相談や報告もせずに勝手に経営を進めておりました。   しかし父の遺品整理をして驚いたのですが、思っていた以上に私達子供(二人兄妹)に心を注いでくれていたことが分かり、胸が熱くなりました。   最近の私の手記や会社関連の冊子がタンスから出てきたかと思うと、押入れからは子供の頃からの写真や文集そして小学校中学校の通信簿などが見つかりました。私たち兄妹は父から勉強しろと一言も言われたことがなかったので驚きも一入でした。そして、遺産としても家族に十分な生活基盤を残してくれました。   親の愛情への感謝もなく恩返しもできないままに他界させてしまい悔いるばかりです。父の事を振返るたびに“声なき声や”“見えない背景”への心配りの大切や清貧さ等を考えさせられております。 

愛と創造 ~Valueway 第90号より~

  愛と創造は相関関係が強いと思われます。  日本人にとっては“愛”と言うより “利他心”や“仁”や“思いやり”などの言葉の方が馴染み深いかもしれませんが、戦国武将の直江兼次や明治維新の立役者である西郷隆盛も好んで“愛”という言葉を使いました。   愛すことで創造が発達し、創造することで更なる愛が生まれる成長のスパイラルが、 唯一動物から進化することができた人間の歴史とも言えるのではないでしょうか。   弊社はソフトウェアメーカとして創造的なシステムを 目指しておりますが、その前提としてお客様への愛が重要と捉えています。   何時如何なるときもお客様の身になって、直面している立場を十分理解し、適切で最善なシステムを提案&構築するよう努力して参りたいと存じます。

他人に対しては熱意を! ~Valueway 第89号より~

  タイトルはアサヒビール中興の祖である樋口廣太郎氏の言葉です。   どんな人との些細なコミュニケーションも相手の立場や状況を鑑み熱意を持って対話することが大事との訓えです。私は寝る前に様々な本に目を通すのが日課なのですが、これを読んだときにはギクッとさせられ、なかなか寝付けませんでした。社会はコミュニケーションで成りあ立っているとも言えましょう。   今更ながら生きていく基本に立ち返ろうと、次の日から熱意篭った対話に徹しようとするのですが、長年の癖はなかなか直らず十分な対話ができていないのが現状です。  おいそれと直ぐにできる事でないことにも気付きましたが、これからは熱意を持って他人の話を傾聴し、円満な対話ができるように精進してまいりたいと存じます。  

AI時代が本格化 ~Valueway 第88号より~

  昨今、新聞紙面でもAIが話題になることが多くなってきました。実際に商用ベースとしてのサービスや製品も登場してきましたので、この機会にAIを展望したいと思います。  私がAIの類を始めて確認したのはスターウォーズのC-3POやR2D2そして2001年宇宙の旅のHALだったと思います。大変驚き、ワクワクした覚えがございます。映画の中の存在であったAIが、今やソフトバンクのpepperくんやIBMのWatsonなどのAIが商用として広まろうとしています。インターネットやドローンの普及のように、この分野は目覚しく発展すると思えます。  その成長は接客や翻訳などの言語系が先行するでしょう。続いてASIMO君のような物理的な動作を伴ったロボットの実用かも進むはずです。手先が器用なロボットが開発されれば急速に時代が変化するのではないでしょうか。  仕事が奪われる恐れから、AIの進化を脅威に感じている人も少なくないでしょう。しかし、私は楽観して良いのではないかと思っています。なぜなら、人間だけが有する未来に向けての創造性は他の動物にも見られませんし、ましてやAIのような無機的な方面でも同様と思われるからです。AIはビッグデータからの過去の経験値からしか思考できません。これは大きな差であると私は思っています。  私たちソネットは「経営の自動化」を目指しておりますが、厳密には限りなく自動に近づけることと位置づけています。まずは、これまで培ってきた経営管理システムを体系化し、個々の企業様向けRPA(Robotic Process Automation)の需要に向けて研究を押し進めて参りたいと思っています。

3つの視点を持つ  ~Valueway 第87号より~

 ビジネスマンの重要なスキルとして「物事を観る3つの視点」を備えることが大切と言われます。   鳥の目、虫の目、魚の目のことですが、鳥の目は離れた所から観察する方法で全体を見ることができます。虫の目は至近距離から観察する方法で上から見えなかった部分を詳しく見ることができます。魚の目とは、潮流や雰囲気など目には見えない流れを感じる能力のことです。   私は時に何れか一つの目に凝り固まってしまいがちなのですが、常に偏ることなく物事を観れるように勤め、物事を確りと把握し、可能な限り先々を正しく展望して参りたいと思います。

心の置きどころ  ~Valueway 第86号より~

 同じ環境下にあっても、積極的な心であれば自然に感謝の気持ちがわいてきて、逆に消極的な心であれば不平不満や怒りや愚痴がわいてきます。「現実は心の反映」と言えるのではないでしょうか。   今年の冬は雪が多く、厳しさを感じている方も少なくないと存じます。 考えてみれば、仮にエスキモーの皆さんが庄内に来たら春のように感じ、逆に赤道直下の皆さんが庄内に来たら身動き取れないほどのストレスを感じるはずです。   どんなに厳しい環境であろうとも、考え方を積極的に転じ、明るく前向きに仕事や生活に 取組むことがチャンスを招き、素晴らしい未来への道筋を見つける要諦と心得てまいりたいと存じます。 

無心  ~Valueway 第85号より~

  「人間にとって一番難しいことが“無心”の心をつくる事ではないでしょうか。 無我、虚心、没我、など様々な言い方をされますが、最近の私の最重要テーマであります。優れたアスリートや芸術家、宗教家、経営者の皆さんは口々に“無心”の大切さをお話されます。  自身はというと、黙っていても雑念妄念は湧き上がってきますし、寝ていても夢を見ながら喜んだり悲しんだりしています。  素晴らしい成功者の真似事をやろうと思うわけではありませんが、少しでも心を綺麗にして経営を伸ばし、従業員の皆さんやお客様そして地域の皆さんへ恩返ししたいと思います。今年はこれまで以上に情熱的に仕事を行う一方、素直な透明感のある心づくりに取組みたいと思います。