投稿

異常気象の常態化に向けて ~Valueway 第93号より~

 「ゲリラ豪雨」や「線上降水帯」・「命の危険を伴う暑さ」など以前には聞かなかった言葉が社会で共有され始めています。  これらの気象現象は言葉だけに留まらず日常化し私達の生活に覆いかぶさってきているのが現状となりました。この先どうなってしまうのかなどと危惧する人も少なくないのではないでしょうか。これまで何千年・何万年と続いてきた安定した気候が産業革命を機に怒涛の勢いで地球環境を変化させているからに他なりません。ならば地球はこのまま衰退の一途を辿ってしまうのでしょうか。  大変微妙なテーマですがダーウィンの進化論によれば環境変化に対応できたものだけが生き残ったとされます。人類はこの地球自体をノアの箱舟のごとくに船内環境を整えられたときに種を残すことができるのではないでしょうか。幸いに再生可能エネルギーへのシフトや有機ストローの活用などサステイナブル(持続可能)な社会変革が始まろうとしているようです。私達日本人もサッカー競技場だけに留まらず、率先して宇宙船地球号の環境浄化へ貢献したいものと思います。

決死の覚悟 ~Valueway 第92号より~

  大河ドラマ「西郷どん」を毎週楽しみにしております。  ここ荘内藩は西郷隆盛との関わりが深く、庄内には氏を祭る南州神社もあり、さらに盛和塾(稲盛塾長)での学びもあることから、弊社の社是も南州翁書の「敬天愛人」としています。  西郷なしには明治維新はできなかったでしょう。その西郷は何故この大革命を為し 得たのでしょうか。  朱子学や陽明学や言志録などの様々な学びを重んじたことも上げられます。また西郷は学びで得た「知行合一」を実践し、月照和尚との入水自殺や藩命違反など命を賭した行いで、立ちはだかる数々の難問に怯むことなく突き進んでいきます。  このような厳しい環境が氏の魂を磨き、大西郷が築かれていきました。いつでも国家へ命を差し出す覚悟ができていますので、西郷の言葉や立ち振る舞いにより、国が治まり外国へも毅然とした対応ができたのだと思います。  大西郷には及びもつきませんが、私も社員の皆さんやお客様や地域のために「決死の覚悟」で経営にあたりたいと存じます。 

“親の心子知らず”から見えたもの ~Valueway 第91号より~

  父は多くを語らない人でした。  弊社発足の際に父から資本金の一部を担っていただきましたが、経営には一切口を出しませんでした。おそらく父は学歴もなく経済人でもなかったため関心が薄いのだと勝手に解釈し、それを良いことに父に相談や報告もせずに勝手に経営を進めておりました。   しかし父の遺品整理をして驚いたのですが、思っていた以上に私達子供(二人兄妹)に心を注いでくれていたことが分かり、胸が熱くなりました。   最近の私の手記や会社関連の冊子がタンスから出てきたかと思うと、押入れからは子供の頃からの写真や文集そして小学校中学校の通信簿などが見つかりました。私たち兄妹は父から勉強しろと一言も言われたことがなかったので驚きも一入でした。そして、遺産としても家族に十分な生活基盤を残してくれました。   親の愛情への感謝もなく恩返しもできないままに他界させてしまい悔いるばかりです。父の事を振返るたびに“声なき声や”“見えない背景”への心配りの大切や清貧さ等を考えさせられております。 

愛と創造 ~Valueway 第90号より~

  愛と創造は相関関係が強いと思われます。  日本人にとっては“愛”と言うより “利他心”や“仁”や“思いやり”などの言葉の方が馴染み深いかもしれませんが、戦国武将の直江兼次や明治維新の立役者である西郷隆盛も好んで“愛”という言葉を使いました。   愛すことで創造が発達し、創造することで更なる愛が生まれる成長のスパイラルが、 唯一動物から進化することができた人間の歴史とも言えるのではないでしょうか。   弊社はソフトウェアメーカとして創造的なシステムを 目指しておりますが、その前提としてお客様への愛が重要と捉えています。   何時如何なるときもお客様の身になって、直面している立場を十分理解し、適切で最善なシステムを提案&構築するよう努力して参りたいと存じます。

他人に対しては熱意を! ~Valueway 第89号より~

  タイトルはアサヒビール中興の祖である樋口廣太郎氏の言葉です。   どんな人との些細なコミュニケーションも相手の立場や状況を鑑み熱意を持って対話することが大事との訓えです。私は寝る前に様々な本に目を通すのが日課なのですが、これを読んだときにはギクッとさせられ、なかなか寝付けませんでした。社会はコミュニケーションで成りあ立っているとも言えましょう。   今更ながら生きていく基本に立ち返ろうと、次の日から熱意篭った対話に徹しようとするのですが、長年の癖はなかなか直らず十分な対話ができていないのが現状です。  おいそれと直ぐにできる事でないことにも気付きましたが、これからは熱意を持って他人の話を傾聴し、円満な対話ができるように精進してまいりたいと存じます。  

AI時代が本格化 ~Valueway 第88号より~

  昨今、新聞紙面でもAIが話題になることが多くなってきました。実際に商用ベースとしてのサービスや製品も登場してきましたので、この機会にAIを展望したいと思います。  私がAIの類を始めて確認したのはスターウォーズのC-3POやR2D2そして2001年宇宙の旅のHALだったと思います。大変驚き、ワクワクした覚えがございます。映画の中の存在であったAIが、今やソフトバンクのpepperくんやIBMのWatsonなどのAIが商用として広まろうとしています。インターネットやドローンの普及のように、この分野は目覚しく発展すると思えます。  その成長は接客や翻訳などの言語系が先行するでしょう。続いてASIMO君のような物理的な動作を伴ったロボットの実用かも進むはずです。手先が器用なロボットが開発されれば急速に時代が変化するのではないでしょうか。  仕事が奪われる恐れから、AIの進化を脅威に感じている人も少なくないでしょう。しかし、私は楽観して良いのではないかと思っています。なぜなら、人間だけが有する未来に向けての創造性は他の動物にも見られませんし、ましてやAIのような無機的な方面でも同様と思われるからです。AIはビッグデータからの過去の経験値からしか思考できません。これは大きな差であると私は思っています。  私たちソネットは「経営の自動化」を目指しておりますが、厳密には限りなく自動に近づけることと位置づけています。まずは、これまで培ってきた経営管理システムを体系化し、個々の企業様向けRPA(Robotic Process Automation)の需要に向けて研究を押し進めて参りたいと思っています。

3つの視点を持つ  ~Valueway 第87号より~

 ビジネスマンの重要なスキルとして「物事を観る3つの視点」を備えることが大切と言われます。   鳥の目、虫の目、魚の目のことですが、鳥の目は離れた所から観察する方法で全体を見ることができます。虫の目は至近距離から観察する方法で上から見えなかった部分を詳しく見ることができます。魚の目とは、潮流や雰囲気など目には見えない流れを感じる能力のことです。   私は時に何れか一つの目に凝り固まってしまいがちなのですが、常に偏ることなく物事を観れるように勤め、物事を確りと把握し、可能な限り先々を正しく展望して参りたいと思います。